現在多くの人を悩ませている病気のAGA。AndrogeneticAlopeciaの略称で男性型脱毛症の意味とも呼ばれているこの症状は、一般的に遺伝や男性ホルモンの影響等を主な原因として発症する物で、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪がどちらか一方か双方から薄くなっていく事になります。

現在発症した人が全国で約1260万人も存在するこの症状は進行性の物となっていて、何もしないでいると被害が広がってしまうのです。この為AGAは早急な対策が必要な症状となっており、その中で最も効果が高い対策となるのが自毛植毛になります。

これは後頭部等から皮膚と一緒に髪を採取して施術部位に移植していく外科手術で保険対象外の物となっている事から必要となる費用は高くなっているのですが、その成功確率がほぼ確実な物である事から信頼性の大変高い手術となっているのです。

またその手術方法も多種多様な物となっている為に種類が大変多い手術でもあり、今回紹介する事になるFUT法もその多種多様な手術方法の1つになります。

ストリップ法とも呼ばれているこの方法は上下部約1cm、長さ約10~20cmの横長の細長い頭皮を後頭部や側頭部から採取して行なっていく方法で、現在日本における自毛植毛で最も一般的な方法となっています。そこで今回はこのFUT法の大まかな手順を解説していきましょう。

まず始めに行うのは担当医との相談です。担当医はこれによって知ることになる植毛したい部分や頭髪の状態から植毛範囲や植毛配分、デザインを検討し治療プランを立てる事になります。プランが決まったら次に行なう事になるのが手術です。

自毛植毛手術は通常専門医と看護師の約4~8人体制で行なう物となっていて、手術室ではまず血圧、心拍数、心電図、呼吸状態等のモニターから開始致します。このモニターが終わった後は後頭部の毛髪の一部を2~3ミリ程度までバリカンで刈り取っていくのですが、これは後頭部の毛髪の一部を移植用の毛髪となるドナーとして採取する為に行っていく物となっており、その範囲はドナー採取面積によって異なってくるのです。

毛髪を刈り取った後はこの箇所に局部麻酔を打ってからドナー採取を行い、それと平行してドナー採取部の頭皮を縫い合わせる事となります。ただし、この縫合手術の際に白くて細い線状の傷跡が担当医の腕に関わらずどうしても出来てしまう物となっているので、傷跡等を気にしている方は気をつけてください。

さて採取されたドナーですが、顕微鏡等を使うことによって種類を分けていく株分けが細心の注意を払ってされる事となります。こうして出来たパーツを植毛箇所に植えていく事でFUT法による自毛植毛が完成するのです。

これによって植毛された箇所の毛髪は定着率が高い上に見た目も自然な物となっている事からFUT法は最も効果が高い自毛植毛となっており、日本において最も一般的な自毛植毛の座に就く事になりました。